次世代育成看護学
Nursing for Next Generation
【概要】
次世代看護学ユニットでは、次世代の社会を担う子どもが健やかに生まれ育成される社会の形成に資するケアの探求を目的としています。
発達過程における家族を取り巻く背景や現状をグローバルな視点で捉え、様々な状況に応じた次世代の看護について、教育、研究をしています。
【内容】
次世代育成看護学では、子どもと家族の健康問題に対する“子どもと家族中心の看護”について教育・研究します。
【構成】
次世代育成看護学ユニットは、小児看護学分野と母性看護学分野の2つから構成しています。更に、大学院前期課程では、助産学分野があります。
【小児看護学】
小児看護学分野では、病気や障害に捉われず社会的養護の問題を含め何らかのSpecial Health Care Needs をもつ子どもときょうだいを含む家族へのケアについて探求し、教育・研究を行っています。
【母性看護学】
母性看護学分野では、主に、妊娠から分娩、産後の子育てなどの周産期のケア、出生直後の新生児ケア、生涯をつうじたリプロダクティブヘルスの健康課題に対するケア等について探求し、教育・研究を行っています。
【助産学】
2022年度から大学院博士前期課程で、助産師教育を開始しました。助産分野では、母子のニーズに着目し、母子保健に寄与できる研究能力を身に着け、研究成果を社会に還元できる人材育成を目指しています。教育の特徴としては、エビデンスに基づいた助産ケアを提供できる自律した助産師の育成、高度な周産期医療を受ける対象に対して、安全で安心な妊娠・出産・育児を提供できる助産師の育成、国際的な視野を持ち、次世代を育む環境づくりを支援することができる助産師を育成するためのカリキュラムを用意しています。2年間で、助産師としての知識や技術を修得し、助産学の発展に寄与できる深い知識と研究能力を兼ね備え、助産師としての使命感を持って国内外の母子保健の向上に貢献できる能力を身につけられるよう、助産教員一同全力で皆さんをサポートします。